海外渡航マニュアル

ビザの基礎知識

ビザ(査証)とは?

ビザ(査証)とは、ある国に入国し、滞在することを希望する外国人に対して、受け入れ国側の大使館・領事館などが発行する入国許可証のこと。

観光での短期滞在の場合、多くの国でビザは不要となっていますが、滞在が長期にわたる場合や留学目的の場合、ビザが必要な国も多く存在します。まずはビザの要・不要、種類、システム、有効期限などをチェックしましょう。現地でビザを延長したり、滞在許可証に変えなければならない国もあります。
なお、日本で申請が必要な国の場合、多くは現地での学生ビザ取得は困難。ビザ不要の期間内で留学を終わらせるつもりで入国し、延長することにしたため最終的には不法滞在に、というケースもあるので注意が必要です。

主なビザの種類

ビザは入国する目的によってさまざまな種類のものが用意されており、申請に伴う提出書類も異なります。言いかえれば、取得したビザ以外の活動は制限されているということです。当然のことながら、自己の目的に合ったビザを取得する必要があります。

観光ビザ
観光を目的として短期間(国によって期間は異なる)滞在することができるビザ。欧米諸国など多くの国では不要な場合も。国によっては短期の語学留学はこのビザでOKな場合もあります。
学生ビザ
留学に必要なビザで、相手国や留学先により期間や取得方法が異なります。取得には時間がかかることもあるので、必ず余裕を持って内容を確認し、早めの申請を。手数料はかかりますが、旅行代理店や留学斡旋会社に代理申請してもらえる場合もあります。
ワーキング
ホリデービザ
2国間の協定に基づいて、休暇を過ごすために相手国に6カ月~最長1年間滞在でき、滞在資金を補うために働くことを認められています。現在日本とはオーストラリア・ニュージーランド・カナダ・韓国・フランス・ドイツ(イギリスも日英ユース・エクスチェンジ・スキームという名でスタートした)との間で協定が結ばれています。ビザ申請時の年齢が18~30歳までという制限があります。

どんな申請書類が必要か

ビザの申請書類は、パスポート、申請用紙、写真、預金残高証明書、受け入れ先の入学許可証(留学期間と1週間の授業時間が明記されたもの)などが基本的で、健康診断書や航空券、最終学歴の成績証明書、さらには滞在国のイミグレーションによる書類や申請料が必要な国もあります。

まずは各国のビザ取得情報を参考の上、申請する国の在日大使館や領事館に問い合わせて最新の内容を確認し、必要書類を取り寄せましょう。

また正式な入学許可証があっても決められている授業時間数に達していなかったり、ビザの審査官に学力や英語力が足りないと判断され、ビザが下りないこともあるので、時間的余裕を持って準備しましょう。もちろん、パスポートの有効期限も確認することが必要です。

各国のビザ取得情報

アメリカ
渡航目的 期 間 ビ ザ
語学留学
3カ月以内
(週18時間未満)
不 要
語学留学
3カ月以内
(週18時間以上)
学生ビザ
すべての留学
3カ月以上 学生ビザ
アメリカ体験
(ボランティア・インターンシップなど)
4週間以上
(~3カ月以内)
不 要
(4カ月以上は学生ビザが必要)
  語学留学を含むアメリカ留学を目的とする人は『Fビザ』(有効期限/学生として登録する90日前~最長5年)、職業訓練校、専門学校(ダンス、デザイン、美容学校、航空学校など)に留学する人は『Mビザ』(有効期限/最長5年)が必要。この他、交流訪問者用の『Jビザ』(有効期限/1~2年)などがあります。
問い合わせ
アメリカ大使館(領事部ビザ係)
〒107-8420 東京都港区赤坂1-10-5
TEL/0990-5-26160(ダイヤルQ2自動応答サービス)在大阪・ 神戸アメリカ総領事館(査証係)
〒530-8543 大阪市北区西天満2-11-5
TEL/0990-5-12122(ダイヤルQ2)
イギリス
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
ビザ免除制度により出発前のビザ申請なし 現地空港で審査の後、滞在期間が決定
ワーキングホリデー
2001年4月開始
※2001年度の受付は終了
  特別な場合を除き、渡航者側の経費負担による留学(週最低15時間以上の授業時間が必要)では期間を問わずビザは必要ありません。ただし入国時に審査があり、そこで押されたスタンプが学生としての滞在許可となります。その際、滞在期間+2カ月の有効期限があるパスポート、留学先の入学許可証、英文の銀行残高証明書またはT/Cなど十分な滞在費用を示すもの、原則として帰国用航空券が必要。入国時に学生として滞在許可を得た人は、現地での延長手続きも可能。

ワーキングホリデーは「日英ユース・エクスチェンジ・スキーム」として2001年4月に開始されました。同プログラムの対象となるのは18歳から25歳(※ 英国政府当局の認める場合に限って30歳まで許可されることがある)までで、最長1年間滞在することが可能。滞在期間中、旅費を補う目的で、休暇に付随する仕事に従事することができます。2001年分の受付はすでに終了。2002年に関しては詳細未定。

問い合わせ
英国(イギリス)大使館 査証課
〒102-8381 東京都千代田区一番町1
TEL/0990-61-2005(ダイヤルQ2)
オーストラリア
渡航目的 期 間 ビ ザ
語学留学
3カ月以内 観光ビザ またはETAS(電子ビザ)
語学留学以外
3カ月以内 学生ビザ
すべての留学
3カ月以上 学生ビザ
ワーキングホリデー
12カ月以内 ワーキングホリデー・ビザ
日本語教育
(アシスタントボランティア・インターンシップ)
3カ月~12カ月以内 ワーク・ビザ
ワーキングホリデー・ビザは年齢制限は18歳~30歳までで、生涯に1回のみ取得可。有効期限は発給日から1年ですが、入国日から最長1年は滞在が可能。毎年7月1日から申請を受け付け、翌年6月30日までの間で定員になり次第ビザの発給を終了します。
問い合わせ
オーストラリア大使館(査証課)
〒108-8361 東京都港区三田2-1-14
TEL/0990-541-022(ダイヤルQ2)
ニュージーランド
渡航目的 期 間 ビ ザ
語学留学
3カ月以内 不 要
語学留学以外
3カ月以内 学生ビザ
すべての留学
3カ月以上 学生ビザ
ワーキングホリデー
12カ月以内 ワーキングホリデー・ビザ
日本語教育
(アシスタントボランティア・インターンシップ)
3カ月~12カ月以内 ワーク・ビザ
ワーキングホリデー・ビザの年齢制限は18歳~30歳(申請時)までで、生涯に1回のみ取得可。有効期限は発給日から1年(31歳の誕生日までに入国すること)で、滞在期間は最高12カ月。
問い合わせ
ニュージーランド大使館(ビザセクション)
〒150-0047 東京都渋谷区神山町20-40
TEL/03-3467-2270
カナダ
渡航目的 期 間 ビ ザ
英語・仏語を含む語学研修
12週間以内 不 要
すべての留学
3カ月以上 学生ビザ
ワーキングホリデー
12カ月以内 ワーキングホリデー・ビザ
日本語教育
(アシスタントボランティア・インターンシップ)
3カ月~12カ月以内 ワーク・ビザ
カナダの場合、州により学生ビザなどのシステムが違うので要確認。ワーキングホリデー・ビザは年齢制限は18歳~30歳までで、生涯に1回のみ取得可。滞在期間は原則として6カ月ですが、現地のイミグレーションセンターに申請すれば1回に限りさらに6カ月までの滞在延長が可能。ビザ発給数は年間の割り当て件数が決まっています。
問い合わせ
カナダ大使館(査証部)
〒107-8503 東京都港区赤坂7-3-38
TEL/03-3403-9176(テープ案内)
アイルランド
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
3カ月以内 不要
すべての留学
3カ月以上 不要
(現地外国人登録オフィスで学生ビザを取得)
日本でのビザ取得は不要ですが、入国時に審査があり入学許可証や滞在費用などを証明する必要があります。
問い合わせ
アイルランド大使館
〒102-0083 東京都千代田区麹町 2-10-7 アイルランドハウス
TEL/03-3263-0695
フランス
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
3カ月以内 不 要
すべての留学
3カ月以上 学生ビザ
ワーキングホリデー
ワーキングホリデー ワーキングホリデー・ビザ
ワーキングホリデー・ビザは年齢制限は18歳~30歳までで、生涯に1回のみ取得可。ワーキングホリデー・ビザの場合、滞在許可証は免除されます。有効期限はフランス領土内に入国後1年。ビザ発給数は年間の割り当て件数が決まっています。申請に際しては大使館、駐日総領事館に確認が必要。
問い合わせ
フランス大使館(ビザ担当)
〒106-8514 東京都港区南麻布4-11-44
TEL/03-5420-8901
イタリア
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
3カ月以内 不要
すべての留学
3カ月以上 学生ビザ
3カ月未満は観光扱いにでき、ビザがなくても大丈夫ですが法的には必要。なお3カ月以上の留学には現地で滞在許可証を申請するための学生ビザが必要。日本で取得し、現地に着いてから8日以内に滞在許可の申請をする必要があります。
問い合わせ
イタリア大使館
〒108-8302 東京都港区三田2-5-4
TEL/03-3453-5291~5296
マルタ共和国
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
3カ月以内 不要
すべての留学
3カ月以上 不要
(ただし一度出国して再入国する必要がある)
滞在が3カ月を超える場合は、一度イタリアなど国外に出国し(一番近いシチリア島でもOK)、マルタ再入国のスタンプを押してもらう。そうすると、さらに3カ月滞在することができます。在日大使館はないので(在北京大使館が管轄)、問い合わせはマルタ観光局へ。
問い合わせ
マルタ観光局
〒233-0016 神奈川県 横浜市港南区下永谷5-36-54
TEL/045-823-5488 FAX/045-823-5639
ドイツ
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
3カ月以内 不要
語学留学
3カ月以上 語学学生ビザ
大学留学
3カ月以上 大学生ビザ
ワーキングホリデー
12カ月以内 ワーキングホリデー・ビザ
3カ月以上の留学の場合、最初の3カ月までの滞在許可しか下りないため、現地で延長手続きが必要。都市や時期により手続きに数カ月もかかることも。ワーキングホリデーは2000年より開始されました。
問い合わせ
ドイツ連邦共和国大使館(ビザセクション)
〒106-0047 東京都港区南麻布4-5-10
TEL/03-5791-7753(9:00~12:00)
スペイン
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
90日以内 不要
すべての留学
91日以上 学生ビザ
91日以上の留学にはビザが必要。ただし有効期限は90日。また20歳未満の方は保護者の渡航許可証が必要。現地ですぐに学生用の滞在許可証に変えなければ延長は不可能。90日未満の短期滞在として無査証で入国すると、現地では延長可能な滞在許可証の申請はできないので注意。
問い合わせ
スペイン大使館(ビザ担当)
〒106-0032 東京都港区六本木1-3-29
TEL/03-3583-8533

オーストリア
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
90日以内 不要
すべての留学
91日以上 在留許可申請が必要
6カ月以上の留学には在留許可申請が必要で、許可が下りるまでには3カ月かかることもあります。現地でも申請できますが、時間的なことを考えるとかなり困難なので、必ず日本で取得しておきましょう。
問い合わせ
オーストリア共和国大使館
〒106-0046 東京都港区元麻布1-1-20
TEL/03-3451-8281
中 国
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
6カ月未満 短期留学ビザ(Fビザ)
すべての留学
6カ月以上 長期留学ビザ(Xビザ)
180日以内の留学や仕事による滞在には訪問ビザ(Fビザ)、180日以上の留学による滞在には学生ビザ(Xビザ)を取る必要があります。出発の1カ月前までに申請すれば、原則として受理されてから大使館のワーキングデー7日以内に発行されます。また現地滞在中1回に限り最長1カ月の延長申請が可能。
問い合わせ
中華人民共和国大使館(領事部)
〒106-0046 東京都港区元麻布3-4-33
TEL/0990-52-0020(ダイヤルQ2)
スリランカ
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
期間問わず 学生ビザ
留学のビザ申請には学校の入学証明書、保証人や宿泊証明書も必要になります。日本では1カ月の滞在許可しかおりず、すぐに現地入国管理局での延長手続きが必要となります。
問い合わせ
スリランカ民主社会主義共和国大使館
〒108-0074 東京都港区高輪2-1-54
TEL/03-34406911~2
韓 国
渡航目的 期 間 ビ ザ
語学研修など
30日以内 不要
すべての留学
31日以上 留学ビザ
ワーキングホリデー
12カ月以内 ワーキングホリデー・ビザ
ワーキングホリデー・ビザは年齢制限は18歳~30歳までで、生涯に1回のみ取得可。有効期限は発給日から1年ですが、入国日から最長1年間の滞在が可能。有効期限内の再入国は自由、ただしその場合再入国の申請が必要。
入国後90日以上滞在する場合、出入国管理事務所に届け出を出し外国人登録をする必要があります。ビザ発給数は年間の割り当て件数が決まっていて、定員に達し次第受付は終了。
問い合わせ
大韓民国大使館
〒106-0047 東京都港区 南麻布1-7-32(民団 中央会館2-3階)
TEL/03-3452-7611~7
インドネシア
渡航目的 期 間 ビ ザ
すべての留学
60日以内 不要
すべての留学
61日以上 学生ビザ
指定空港や指定港から入国するのであれば、日本人は観光目的の場合60日間ビザなしで滞在できます。ただし入国時には出国の航空券(またはそれを購入するのに充分なお金)を所持していることが条件となります。
問い合わせ
インドネシア共和国大使館
〒141‐0022  品川区東五反田5丁目2‐9
TEL/03-3441-4201

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